【武夷山について】
武夷山は江西省と福建省の境界にまたがる長さ550Km程の山脈で中国東南部最高峰の黄崗山(2,158m)を主峰とする山脈の総称です。
この山脈の中の福建省武夷山市より南15km程の場所に位置する東西5km、南北12Kmに及ぶ地域の中に36峰、72洞窟、99奇岩がある
武夷山風景区は世界遺産にも登録されています。
風景区内は砂礫岩でできた比較的低い丘陵や山が広がり、赤く切り立った崖や柱のような峰が多く、その間をめぐる渓谷ともども「武夷仙境」「奇秀甲東南」と称えられてきました。
その自然の中には450種の動物、5,000種を超える昆虫、2,500種以上の植物が生息していると言われます。また、烏龍茶の産地としても知られ、
岩に張り付くようにして育つ「武夷岩茶」は高級烏龍茶として有名で薬として飲まれていたほどです。ここでの主な観光スポットは奇峰を一望出来る天游峰や
筏に乗って山水画の景色を眺める九曲渓下りなどが有ります。
武夷山観光のメインで星村から武夷宮までの約9Kmの奇観を眺めながら1時間半ほどかけて竹の筏で下ります。奇観が9度変化すると言われています。 この九曲渓下りで最も有名なのが、岩肌が美しく美女に例えられる「玉女峰」です。対岸の大王峰と恋愛関係にあるが、その間の鉄板鬼と呼ばれる青黒い岩があり、 これが邪魔をして二つの山が出会えないようにしているという伝説があります。桂林などと並び山水画の景色が楽しめる場所として武夷山観光でも一番人気です。
天游峰を中心とした景区で、武夷山の中で最も景色が美しいとされる場所です。武夷山風景区最高峰の天游峰(408m)に登ると 武夷の三十六峰と九曲を一度に眺めることが出来、またその景色は水墨画そのものと言われます。 その眺望の美しさは明代の著名な旅行家である徐霞客は「其の渓に臨まずして能く九曲の勝を尽す。此の峰もとよりまさに第一なるべし」と書き残しています。 この他にこの天游峰景区には朝晩雲と霧が多く美しい景色を楽しむことが出来る雲窩、茶洞などのスポットがあります。
名霊山とも言われ、高さ60mほどの岩山が、頂上から下に幅1mほどの裂け目があり、2つの岩壁が垂直に隣り合って繋がっています。 山腹の霊堂より中に入り上を見上げると、 隙間から漏れる外光が細いひとつの線に見えることから、一線天の名がつきました。 伝説では、ある夜、稲妻が走り、すさまじい雷鳴にとともに、稲妻が落ちたところに岩は南北に離れたと言われています。 そのわずかな裂け目の中、階段が出来ていてそれを登り外まで出ることが出来ます。しかし一番狭いところでは幅わずか40cmしかなく 注意が必要です。
水廉洞景区は武夷山最大の洞窟である水簾洞の絶壁を中心として、奇峰や奇岩が連なる地区です。 水簾洞は、高さ100m、幅も100mという巨大な絶壁です。 絶壁の上には以前泉があり、泉の水は滝となって絶壁の前を流れ落ちます。 しかし、現在この泉の水が無くなり雨期や雨上がりなどしか見られなくなってしまいました。この滝の水が多い場合 【山中最勝之境】称される見事な景色です。
大紅袍茶樹、鷹の形をした鷹嘴岩、永楽禅寺、天車架などの見どころがある景区です。 大紅袍は武夷山の標高600m以上の岩の隙間に生えた茶樹で、 奥まった場所にあるため、 温度が一定で、岩に含まれるミネラルが溶けた水が美味しいということで高級茶です。 特にこの母樹から造られた茶葉は最高級品で皇帝への献上品とされてきたもので一般に出回ることはほとんどありません。 名前の由来は色々な説がありますが、この茶を飲んで病気が治った貴婦人が位の高いものしか許されない紅色の衣がこの樹に送られた という説が有名です。
九曲渓の筏下りの終着点に有り、景区には前漢の武帝が武夷を祀った武夷宮が有ります。 現存のものは清代に再建されたものです。景区にはその他にも大王峰などのスポットが有ります。
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